
従来の薬学教育カリキュラムは学生に何を教えるかの科目・項目の列挙であり、教育者主体のカリキュラムでした。それを学生主体のカリキュラムに変えたのが、薬学教育モデル・コアカリキュラムです。教育とは「学習者の行動に価値ある変化をもたらすこと」と定義され、何を教えるかの科目・項目の記載ではなく、学生の到達目標が記載されています。
平成14年に日本薬学会が提案した薬学教育カリキュラムが6年制課程新設への理論的根拠となり、6年制課程のカリキュラムに採用されました。この事情から薬学教育モデル・コアカリキュラムは6年制課程にのみ適用されるものであり、4年制課程では適用の義務はありません。